以前、「20代で愛車を手放した話」という記事を書きました。
その中で予告していた、「実際に、どうやって車を売ったのか」という売却方法について、今回は詳しくお話しします。
結論から言うと、僕はある方法で、
ディーラーの査定額より50万円以上も高く車を売ることができました。
しかも、やったことはとてもシンプルです。
車を手放そうと考えている人は、ぜひ知っておいてほしい内容です。
「ディーラーで買ったから、ディーラーで売る」は損
まず、一番伝えたい大事なことから。
「ディーラーで買った車だから、そのままディーラーに下取りに出す」——これは、はっきり言って損です。
車を手放すとき、新しい車を買うディーラーに「下取り」してもらうのが、一番ラクで自然な流れに思えます。
でも、この「下取り」は、売却金額という点では、もっとも不利になりやすい方法なんです。
なぜなら、ディーラーは中古車を売るための販路を、あまり多く持っていないからです。
ディーラーの本業は、あくまで新車を売ること。
下取りした中古車を高く売りさばくルートに乏しいため、どうしても下取り価格は低めになりがちです。
一方で、車の買取を専門にしている「買取業者」は、
中古車を高く売るための販路(中古車オークション、海外輸出など)を豊富に持っています。
だから、ディーラーよりも高い金額を提示できるんです。
僕がやった方法:買取業者を一斉に呼んで「同時査定」
では、僕が実際にやって50万円以上の差を生んだ方法を紹介します。
それは、複数の買取業者を、同じ場所・同じ時間に呼んで、一斉に査定してもらうという方法です。
具体的には、買取業者を3〜4社、同じ日時に自宅などへ呼びます。
そして、その場で一斉に査定してもらうんです。
なぜ、これが効果的なのか。
理由は、業者同士が、その場で競争することになるからです。
1社ずつバラバラに査定してもらうと、業者は「他社がいくら出すか分からない」ので、
まずは安めの金額を提示してくることが多いです。
でも、複数社が同じ場所にいると、状況が一変します。
目の前にライバルがいるので、業者は最初から、限界に近い高い金額を出さないと、車を買い取れないからです。
駆け引きをしている余裕がないため、各社が本気の金額をぶつけ合う。その結果、査定額がどんどん引き上がっていくんです。
僕は今回が初めての車の売却で、「このやり方で上手くいくのか」「高く売れるのか」とても心配でしたが、
買い取り業者の方々は、よく経験している買取方式であると言っていました。
そのため、私が仕切るのではなくて、基本的に当日に来た査定の担当者の方1人がその場を仕切ってスムーズに進めていただきました。
同時査定の手順
実際に同時査定をやるときの流れを、ステップで整理しておきます。
ポイントは、ステップ3の「日時を合わせる」ところ。
ここをしっかりやらないと、業者がバラバラに来てしまい、競争が生まれません。申し込みのときに、はっきり「同時査定を希望します」と伝えましょう。
同時査定には2つの方式がある
そして、いざ業者が集まったあとの査定の進め方には、実は2つの方式があります。
それぞれ特徴が違うので、知っておくと当日スムーズです。
① 一発提示(入札)方式
各業者が、それぞれの査定額を一斉に提示する方式です。
名刺の裏などに金額を書いてもらい、せーので見せ合うようなイメージです。
- メリット:一発で金額が出揃うので、判断がラク。業者同士の余計な駆け引きもなく、一番高いところを選ぶだけ。売主が場を仕切る必要がないので、初心者でも簡単
- デメリット:一回勝負なので、提示後にさらに金額を競り上げていく展開にはなりにくい
ただ、一発提示でも、意外と高い金額が出ることがあります。
実際、僕が業者を呼んだとき、ある担当者の方が
「一発勝負だからこそ、他社に負けないように、最初から思い切った金額を出す」とおっしゃっていました。
一回で決まるからこそ、最初から本気の額をぶつけてくる業者もいる、ということです。
② セリ(オークション)方式
業者同士が、少しずつ金額を上乗せしながら、限界まで競り合っていく方式です。
「A社が80万なら、B社は82万」というように、せり上げていきます。
- メリット:業者が限界まで競い合うので、一発提示よりも高い金額になりやすい。うまくいけば、想定以上の高値で売れる可能性がある
- デメリット:売主自身が、その場を仕切って進行する必要がある。交渉慣れした業者を相手にせり上げを管理するのは、なかなか難しい。時間もかかりやすい
このように、どちらの方式にも、高い金額を引き出せる可能性があります。
一発提示は「他社に負けまいと最初から本気の額が出る」、セリは「競り合いでどんどん上がっていく」。
アプローチが違うだけで、どちらもディーラー下取りよりずっと高くなる可能性は十分にあります。
だからこそ、どちらの方式を選ぶかは、最終的に売主次第です。
手軽さと分かりやすさを重視するなら「一発提示」、自分で場を仕切ってでも限界まで狙いたいなら「セリ」。
自分の性格や、当日かけられる手間に合わせて選んでみてください。
交渉に自信がなければ、まずは一発提示方式から試すのがおすすめです。
それでも、ディーラー下取りよりは、ずっと高く売れるはずです。
業者の数は「3〜4社」がベスト
呼ぶ業者の数は、3〜4社がちょうどいいです。
「多ければ多いほど高くなるのでは?」と思うかもしれませんが、
中古車には市場全体の相場があるので、業者を増やしすぎても、査定額が上がり続けるわけではありません。
むしろ、数が多すぎると、当日の対応が大変になります。
しっかり競争が生まれて、かつ自分で対応できる「3〜4社」が、ベストなバランスです。
結果、ディーラー査定額より50万円以上アップ
この方法を実践した結果、僕の車は、ディーラーの査定額より50万円以上も高い金額で売ることができました。
同じ車なのに、売り方を変えるだけで、50万円もの差が生まれる。
もし何も考えずにディーラーに下取りしてもらっていたら、この50万円をまるまる損していたわけです。
これは、本当に大きな違いでした。
「手間」はかかる。でも、その価値は十分にある
正直に言うと、この方法には、多少の手間がかかります。
複数の買取業者に査定を申し込む必要がありますし、申し込むと、各社から確認の電話がかかってきます。
最初は、この登録作業や電話対応が、少し面倒に感じるかもしれません。
でも、考えてみてください。そのちょっとした手間だけで、数十万円の利益が生まれるんです。
時給に換算したら、とんでもない金額になります。
「面倒だから」とこの手間を惜しんで、何十万円も損をするのは、あまりにもったいない。
そう考えると、この手間は、かける価値が十分にあると僕は思います。
ちなみに、複数の業者にまとめて査定を申し込むには、「一括査定サービス」を使うと便利です。
一度の申し込みで、複数の買取業者にまとめて査定依頼ができます。
申し込みのときに「同時査定を希望」と伝え、同じ日時に来てもらうよう調整するのがポイントです。
同時査定をスムーズに進めるコツ
最後に、同時査定を成功させるための、ちょっとしたコツをまとめておきます。
これらを押さえておけば、当日もスムーズに進められて、より高い金額を引き出しやすくなります。
まとめ:車は「売り方」で数十万円変わる
車を高く売る方法について、僕の実体験をまとめます。
- 「ディーラーで買ったからディーラーで下取り」は、もっとも損しやすい
- 買取業者は販路が豊富なので、ディーラーより高く売れる
- 3〜4社を同じ日時に呼んで「同時査定」すると、競争で査定額が上がる
- 査定は「一発提示」と「セリ」の2方式。どちらも高くなる可能性があり、選ぶのは売主次第
- 僕はこの方法で、ディーラー査定額より50万円以上アップした
- 登録や電話対応の手間はあるが、数十万円の利益を考えれば、やる価値は十分
同じ車でも、売り方ひとつで、数十万円もの差が生まれます。
これは、知っているか知らないかだけの違いです。
何も考えずにディーラーに下取りしてしまうのは、本当にもったいない。
少しの手間を惜しまず、買取業者の同時査定にチャレンジしてみてください。
その数十万円があれば、新しい生活のために、いろいろなことができるはずです。
車を手放すときは、ぜひ「売り方」にこだわってみてくださいね。